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理工学部紹介
高知大学理工学部 : 2024/06/04
学部長挨拶
高知大学理工学部長 岡本 竜
高知大学理工学部のホームページをご覧になっていただきありがとうございます.高知大学理工学部は,前身である理学部の良さを十分に引き継ぎ,平成29年4月に誕生しました。基礎理学分野の継承はもちろんのこと、応用理学分野を強化するとともに工学領域を取り入れて発足しました.
理工学部は,数学物理学科,情報科学科,生物科学科,化学生命理工学科,地球環境防災学科の5学科から構成されています.学生さんにとって,各学科で学ぶ内容が分かりやすいような名称を掲げ,4年間の学修で理学や工学の基礎力を十分身に付けることを重視した教育課程を設けています.
大学卒業後は,企業や研究施設で働きたいとの希望を持って入学されてくる方が多いと思いますが,中学校や高校の理科や数学,情報の先生になる希望を持たれた方もたくさんいます.これまでも,学部の専門分野を学びながら,およそ3割の学生さんが教職の免許を取得して,その中の一部は中学・高校の教員として活躍しています.また,卒業研究などを実際に行ってみて,学部で学ぶ専門分野の学修を一層深めてより高度な内容を学び,研究をすることを希望するようになる学生さんも多くいます.こうした方たちは,さらに高知大学大学院理工学専攻修士課程(2年間)及び博士課程(3年間)で学ぶことができます.
理工学部に入学する学生さんの8割は高知県以外の出身者です.私たち理工学部の教員は,学生さん全員と少なくとも年2回の面談を行い,入学後の学習や学生生活がスムーズに行えるようにサポートを行っています.また,疑問点をメールで随時質問することができる学習生活相談窓口も設けています。保護者様に対しては,ご子息の学習や就職の説明会として,「保護者会」も年一回開催しています.
高知大学理工学部が位置する高知県は,北に四国山地を抱き,南に太平洋を望み,東西に広く,温帯と亜熱帯の境界に位置しており,その自然特性や地理的特性を生かしながら,理工学部では海洋底から宇宙まで特色ある研究・教育を行っています。数学,物理学,化学,生物学,地球科学分野では理論・計算・実験・観測・野外探索などの手法を用いて自然の諸法則を明らかにするとともに,情報科学,物質工学,生命理工学,海洋科学,災害科学,防災工学分野では,地域的課題解決にも取り組める教育・研究を行っています.
実際の大学教員や学生,大学院生の話を聞いてみると,それぞれの学科の様子がよくわかります.機会があればぜひおいでください.
皆さん,自然豊かな高知の地で,最先端の理工学を学んでみませんか?
理工学部紹介
2017年4月、地域・社会のニーズに応えるため「高知大学理工学部」が誕生しました。高知大学理工学部には次のユニークな5学科があります。自然科学の基礎を支える数学と物理学を学ぶ「数学物理学科」、数理的基礎力を重視したコンピュータサイエンスの専門知識を体系的に修得できる「情報科学科」、南四国の豊かな自然を最大限に生かして生物学を総合的に学ぶ「生物科学科」、化学と生命科学の基礎に高度な技能を積み上げる「化学生命理工学科」、総合的な防災力を身につける「地球環境防災学科」です。
理工学部学科
理工学部が目指すもの
これまで、理学部では論理的思考を重視する理学教育を行ってきました。理工学部では、その理学教育に実用を重視する工学教育を融合させて、社会が直面する様々な問題を科学的に解決できる人材を育成します。恵まれた高知県の自然環境と充実した研究教育施設のもとで、心ゆくまで勉学に励み、社会で活躍できる能力を身につけてみませんか。
高知大学理工学部ならではの個性ある特徴
理工学部の学生全員が学ぶ必修科目として、以下の3つの科目群を準備しています。
1.理工系基盤科目:理工系に必須の数学の基礎を学ぶ「数学概論」と「理工系数学」、先端研究への興味や学ぶ姿勢、課題を発見・解決する能力などを養う「理工学研究プロポーザル」、自然災害にどのような考え方で対応するのかを広い視点から学ぶ「防災理工学概論」で、理工学の基礎力をしっかりと身につけます。
2.イノベーション人材育成科目:技術開発分野で活躍しようとする者が備えるべき倫理観を学ぶ「科学者・技術者倫理」、情報セキュリティや災害リスク管理、実験安全管理を学ぶ「リスクマネジメント」で、技術者として身につけておくべき知識や態度をしっかりと身につけます。
3.グローバル化強化科目:各専門分野のリーディングやスピーキングを外国人講師から学ぶ「科学英語」、英文の理工系学術論文を読破できる英語力を修得する「理工学英語ゼミナールI, II」で、世界で活躍できる人材を育成します。
高知大学理工学部 数理・データサイエンス・AI教育応用基礎レベルプログラム
1.高知大学リテラシーレベル「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」とは?
理工学部においては、応用基礎レベルの数理・データサイエンス・AI教育プログラムを開講しています。 このプログラムを修得することによって実社会における自身のスキルを高めることができます。 プログラムで開講されている科目を履修し単位を修得することにより、教育プログラムの修了が認定されます。
2.プログラムにおいて身に付けることのできる能力
理工学部の各専門分野において扱うべきデータ解析技術は、主として卒業研究の一環として研究室単位で修得されてきましたが、本教育プログラムを修了することにより、履修者はデータ解析の基盤となっている数学的知識と統計的知識を体系的に身につけることができるだけでなく、汎用的にデータサイエンスの知識を理解した上で、個々の専門分野における解析のためのプログラミング能力の基礎も身につけることができます。
3.プログラムの修了要件
データ処理に関する数学基礎についての科目で、理工学部の基盤科目でもある、微分積分学、線形代数学、統計数理の3分野で指定されている科目からそれぞれ1科目以上を修得するとともに、「データサイエンス基礎」の1科目の計8単位以上を修得することが修了条件となります。
4.開設されている授業科目
4.1 データ処理に関する知識である数学基礎
・微分積分学についての科目
微分積分学基礎、微分積分学通論、一変数の微分積分
・線形代数学についての科目
理工系線形代数学、線形代数学I
・統計数理についての科目
確率・統計学概論、確率続論
4.2 AIを実現するための手段及びデータサイエンス基礎 / データサイエンス実践
データサイエンス基礎
「データ処理に関する知識である数学基礎」についての科目は、講義形式の授業でありますが、授業中に演習を実施することもあります。 「AIを実現するための手段及びデータサイエンス基礎 / データサイエンス実践」についての科目である 『データサイエンス基礎』においては、毎回講義と演習を実施します。
5.実施体制
プログラムの運営責任者:理工学部長
プログラムの実施・改善:理工学部学務委員会
理工学部内部質保証委員会:プログラムの自己点検・評価
沿革
昭和24年 「文理学部」設置
昭和41年 「附属高知地震観測所」設置
昭和48年 「附属水熱化学実験所」設置
昭和52年 「理学部」設置.「数学科」「物理学科」「化学科」「生物学科」「地学科」の5学科体制
平成 2年 「情報科学科」設置により6学科体制
平成10年 理学部改組により「数理情報科学科」「物質科学科」「自然環境科学科」の3学科体制
平成19年 理学部改組により「理学科」「応用理学科」の2学科体制
平成29年 「理工学部」へ改組.「数学物理学科」「情報科学科」「生物科学科」「化学生命理工学科」「地球環境防災学科」の5学科体制
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