Scientific and Educational Reports of the Faculty
of Science and Technology, Kochi University
Vol. 4 (2021), No. 4

トンネル構造を有するマンガンホランダイト酸化物へのイオン導入

加藤治一(a)*・尾浦翔梧 (b)

(a) 高知大学理工学部 数学物理学科 ; 〒 780-8520 高知県高知市 曙町 2-5-1
(b) 高知大学 総合人間自然科学研究科 修士課程 理学コース 物理科学分野 ; 〒 780-8520 高知県高知市曙町 2-5-1
*corresponding author: katoharu@kochi-u.ac.jp

要旨

その骨格構造に遷移金属元素の一次元鎖を有し、かつナノトンネルを内包するような結晶構造をとるホランダイト型化合物の合成およびトンネル内へのイオン導入を行った。本研究では特にマンガンを骨格構造に含む系 A_xMn₈O₁₆について、ナノトンネル内に イオン を含まない中間化合物を一旦作成した後、それをバリウム硝酸化物と混合し、最適化された反応条件のもと固相反応させることで系内へイオンを導入した。 組成式当たり𝑥 < 0.5の任意量のイオンを化合物のナノトンネルに外的に挿入することに成功した。

全文(pdf)

Received: February 13, 2021
Reviewed by anonymous referee(s), and accepted: February 15, 2021
Published: March 17, 2021

発行者：高知大学理工学部 〒780-8520 高知県高知市曙町二丁目5-1
Faculty of Science and Technology, Kochi University, Kochi, 780-8520 Japan
問い合わせ先（E-mail）：serfst●kochi-u.ac.jp　（送信の際は"●"を半角"@"に変更して送信してください）

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