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第91回 数理科学セミナー
数学コース : 2013/01/18
開催日 : 2013/01/30
開催場所 : 理学部2号館6階数学大セミナー室 (614)
第91回数理科学セミナーを,以下の通り開催します.興味をもたれた方(学部,学部生,院生,教員問わず)は自由にご参加ください.
なお,この講演は応用自然科学専攻「DCセミナー」の対象になります.
日時:平成25年1月30日(水)15:00~
場所:理学部2号館6階数学大セミナー室 (614)
講演者:柏原拓志 (Univesite Grenoble I)
タイトル:Realization problems, cohomology operations and infinite loop spaces
概要:実数体から八元数体(非可換、非結合)まで、古くから知られたもの以外に、 R上の位相多元体があるか、という問題が、 1930年代にHopfにより球面の間のHopf不変量1の写像の存在に帰結され、 1960年代にAdamsにより、コホモロジー作用素を用いて解決された。 これは、実現問題の一例だが、Adams作用素を用いた第二の証明は、 Boardman,Johnson,Wilsonによる一般コホモロジー作用素上の非安定代数の概念を用いて簡明に解説できる。 この講演では、非安定代数の概念を概説し、時間が許せば、無限ループ空間の実現問題に関する最近の研究を紹介したい。
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