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災害科学分野
高知大学理工学部 : 2012/03/15
自然災害は我々の住んでいる地球の営みから発生します。防災科学講座は、地球の息づかいに耳を傾け、多様な自然災害の発生メカニズムを明らかにすることにより、自然災害の軽減を目指します。
大気科学
様々な気象現象に大きく寄与する大気乱流の普遍構造や、突風現象の構造及び、大気境界層や局地風に関する教育研究を行う。モデル実験や野外観察を通じて竜巻、ダウンバーストなどの突風現象、大気乱流、局地風などのメカニズム解析を目指す教育研究を行う。
地殻物理学
地球物理学的な観察手法を通し、地震活動、地殻変動、固体地球電磁気現象などの発生メカニズムに関する教育研究を行う。陸域・海域における多点GPS観測、地殻比抵抗構造探査・自然電位観測、高感度・広帯域地震観測を通して、地殻構造と変動現象の物理過程及びそれらに起因する災害の発生メカニズムに関する教育研究を行う。
地盤災害科学
フィールドワークを重視し、地盤構造を把握するための地形的・地質学的手法および物理探査法を用いて、地盤災害の診断・発生予測・メカニズム解明にかかわる教育研究を行う。海底活断層調査、津波堆積物調査、断層岩研究を通して地震発生の長期予測を目指す。さらに斜面災害現場の空中写真判読・現地調査を通して斜面の診断・予測技術の開発と災害予測図の作製を目指す。