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miRNAを介した光防御調節のしくみを発見しました。
山崎研究室 : 2023/04/29
当研究室の山﨑、澤さん、ナジファさん(卒業生)、林さん(卒業生)と基礎生物学研究所のグループの研究成果が米国科学アカデミー紀要(PNAS)に発表されました。
Yamasaki T*, Tokutsu R, Sawa H, Razali NN, Hayashi M, Minagawa J.
Proc Natl Acad Sci U S A. 120, e2302185120 (2023)
クラミドモナスは、光が強い時は青色光受容体であるPHOTからLHCSR3遺伝子の発現を誘導するシグナルが多く伝達されてLHCSR3タンパクが大量に作られ、その結果光防御機構が強く発動します。今回の研究では、光が弱いときはmiRNAがPHOT遺伝子の発現を抑制してPHOTタンパク質量を抑え、その結果LHCSR3遺伝子の発現を誘導するシグナルを大きく減少させ、光防御機構を発動させないしくみが存在することを明らかにしました。