HOME >> 植物において花芽の形成時期を制御する遺伝子が緑藻の光防御反応を制御することを発見しました。

植物において花芽の形成時期を制御する遺伝子が緑藻の光防御反応を制御することを発見しました。

山崎研究室 : 2019/09/19

当研究室と、基礎生物学研究所、名古屋大学の研究グループとの共同研究の成果がNature Communications誌に発表されました。

 

The CONSTANS flowering complex controls the protective response of photosynthesis in the green alga Chlamydomonas

Ryutaro Tokutsu, Konomi Fujimura-Kamada, Takuya Matsuo, Tomohito Yamasaki & Jun Minagawa

Nature Communications volume 10, Article number: 4099 (2019)

 

(解説)植物において花芽の形成時期を制御する遺伝子(CONSTANS)が緑藻の光防御反応を制御することを発見しました。詳しい解析の結果、緑藻が強すぎる光から身を守る仕組みには植物の花芽形成と共通する部分があることが分かりました。この発見により、植物の花芽形成に関わる遺伝子系の進化、つまり、遥か昔に水生の藻類が花作りのスイッチを制御する仕組みを獲得していたことが見えてきました。詳しくはプレスリリースをご覧ください。